計画編に続き、弾丸旅行の一日目の模様をお伝えします。父子2人旅、一泊二日、予算は二人で10万円です。
LCCのピーチ航空は関西国際空港第二ターミナル
初めてやってきた第二ターミナル。第一ターミナルは立体駐車場だし、空港ビルも立派。一方、第二ターミナルは平置きの駐車場、まるで貨物倉庫のような建物です。朝8:15発のMM63便。国際線なので二時間前到着に向け、北摂にある自宅を朝4時に出発しています。弾丸旅行の場合、空港までの公共交通機関に難があるので自家用車が必須です。無料のITM-KIXカードを作っておくと駐車場代が割引になります。
AM6:15に香港行き自動チェックイン機が使えるようになり、手荷物検査や出国手続きを済ませて搭乗待合ブースへ。たいして広くないのであっという間に手続き完了しました。顔認証が導入されて非常にスムーズに手続きが済むようになっています。出国時にパスポートにハンコ押してくれなくなったのはちょっと残念。
待っている間にフロア内をウロウロしていると、なんと同じ職場の同僚(3つ隣の席の人)を発見。出国ゲートの先、しかも同じ香港便乗り場で出くわすとは!家族で二泊三日、香港ディズニー目当てだそう。おなじ目的の方は結構いそうでした。
売店の割高なオニギリやサンドイッチを食べつつ、搭乗連絡を待ちます。海外旅行は待ち時間が結構多いのですよね。思い出した。
飛行機に乗ります〜行きは約四時間半
地球の自転の関係で、行きと帰りのフライト所要時間が違うのです。行きは四時間半、帰りは三時間半です。空を飛んでいる間にも地球がぐるぐる回るので帰りの方が早い。面白いですね。ちなみに香港との時差は一時間。機内でスマホの時間変更をします。iPhoneの場合、一般→日付と時刻→時間帯、を「香港」にすると時間が一時間遅くなります。AppleWatchなど周辺機器もiPhoneに連動して切り替わります。便利!
親子で並んで座りたかったので追加料金を支払って座席指定しています。が、あまり理解せずに指定してしまったため、「リクライニングできない」席を選んでしまったようです。どおりで、探してもリクライニングボタンがないと思った。エアバスA320neoの26Aです。非常口通路のすぐ前なのでリクライニングできないらしい。
エアバスA320neoは従来機材よりも少しゆとりをもった作りになっていて、各シートにUSBの口もついています。でもリクライニングがないハズレ席を選んでしまった。座っていて腰や膝が痛くなってしまいました。ちなみに座席はほぼ満席。通路側にも人がいたので、トイレに立つにもちょっと気を遣う身動き取りにくい状態でした。
peachの場合は機内Wi-Fiサービスがあります。自分のスマホで飲食注文したり、用意された動画コンテンツを観たりできます。いまどこらへんを飛んでいるかの情報もスマホでチェックするので、スマホ必須ですね。
香港国際空港に到着!
着きました。香港国際空港です。直前まで雨だったようで滑走路が濡れています。向こうには大量のクレーンがあり、新たなターミナル?を建設中です。香港は世界のハブ空港ですね。
入国審査も若干並んだもののスイスイと列が進み、ゲートでは特に何も聞かれることなく香港入国。ついに来たぞ、香港!
ぱっと見、漢字表記の看板なのですがよくみてもよくわからん。。。中国語です。
まずはKlookで事前購入していたオクトパスカードを入手しにいきます。ウロウロしながら引き換え場所に行き、QRコードをかざすと引き換えにオクトパスカードが受け取れました。早い!
次。香港ドルを入手します。両替所で換金するよりもATMで海外キャッシングする方が安く済むので、中国銀行のATMで1000HK$(約20,000円)ほど引き出します。JCBよりもVISAやMasterCardの方が使える場所が多かったです。海外に行く方は念の為複数ブランド分のカードを持ち歩くのがおすすめです。
次。食事は九龍島に行ってから食べたかったのですが飛行機旅で疲れていて何かしら口にいれておきたい。ということで、早速コンビニを利用。
セブンイレブン!空港の中にもあるし、街の至る所にあります。便利。
軽食とはいえ一食目だからご当地っぽいものを食べたいよねー、なんて山キッズ1と話しつつ、でも結局買ったのはたまごツナサンド。25HK$(約500円)もしますが、具がたっぷりでなかなか美味でした。ツナの風味が日本とちょっと違っていて、少し薬くさかったかも。香辛料が入ってるのかもです。
ちなみに山キッズ1が買ったのはキムチ味の海苔巻き。香港ではなく韓国の食べ物(キンパ?)を選んでしまったようです。海苔が切ってあって食べやすいものの、冷たい状態なので米が固くモサモサしていたそうです。
空港バスに乗っていざ九龍島へ!
空港からエアポートエクスプレス方面に歩き、右に曲がってしばらく行くとバス乗り場に着きます。今回乗車するのはA22系統。香港富豪東方酒店前まで、約一時間のバス旅です。オクトパスカードにはあらかじめ50HK$チャージされており、A22のバス代は40.8HK$前払いなのでそのまま乗れます。
バスに乗り、車窓を流れていく景色に釘付け。自然豊かな土地に場違いな高層住宅がニョキニョキ。ちょっと面白い光景です。
新しい建物、古い建物、いろいろあるのですが基本的に配色やデザインが一緒。そしてひとつひとつの部屋が結構狭そう。狭い土地にとにかく密集してギュウギュウに建っています。これが香港か。。。
橋を渡り終え、九龍島に上陸。街に入ってきました。とにかくゴチャゴチャしています。セブンイレブンとサークルKが並んでいます。
街のいたるところで工事をしているのですが、足場が竹!さすがは中国。竹万能説。番線の入ったビニール紐のようなもので括り付けてあります。この竹足場、低い場所だけでなく高い場所もコレなんです。高層住宅も竹足場で作ってました。
スマホで現在位置を見つつ、バスを降ります。バス停の名前も覚えていたのですが車内アナウンスを聞き取れず、あやうく降り損ねるところでした。日本のバス同様、降りますベルを押して運転手に知らせます。前乗り後降りシステムで、運賃先払いなので気が楽です。
九龍城エリアを歩きつつホテルへ
ホテル最寄りのバス停で降りたはずなのですが、まわりを見渡しても高級ホテルらしきものは見当たりません。九龍城エリア自体、タイや東南アジア系の居住者が多くごちゃごちゃしたエリアだそうで。古い街並みです。あえてスマホを出さずにうろうろしてホテルを探してみます。目的地に直行せず探検気分を味わうのが良いのです。迷ったらスマホを見ましょう。
なかなか味のある建物だらけです。一見廃墟のようですが、人が住んでいるのでしょうか。路面沿いの一階は商店になっていますが、2階以上はこんな感じの住居だらけ。エアコン室外機が壁面に設置され、ベランダはなく洗濯物干しは空中に。ときどき風で飛んだと思われる洗濯物が途中に引っかかっていたりします。
リーガルオリエンタルホテル(富豪東方酒店)に到着しました。外観かなり朽ちています。空港移転に伴って利用者が激減したものの、建物が使えるうちはそのままホテルとして使っておこうという魂胆がミエミエ。安かったからいいです。
15時チェックインですがちょっと早めについても対応してくれました。おまけに無料でアップグレード。追加料金払わなくてよかったー!と喜びます。エグゼクティブツインにアップグレードです。エグゼクティブフロアは13F〜14F。絨毯もふかふかだし確かにちょっといい感じかも。って思うでしょ?
きれいといえばきれいだけど、設備が全体に古びています。シーツをめくってベッドバグ(トコジラミ)がいないか念の為チェック。問題なさそうでした。もし発見した場合はフロントに行って部屋交換の交渉をすることになります。ちなみにエグゼクティブルームではあるものの、無料でペットボトルの水がもらえる程度でたいした特典はありません。
部屋の大窓から眼下に広がる街並みを!と思ったのですが、窓ガラスが薄汚れていて曇ってよく見えません。すぐ下は工事中、正面も古いビルで非常にゴチャゴチャしています。まさに香港!
長くなりそうなのでここらへんで一旦切りますね。