今年は10連休の山ボーイです。3年ぶりに移動制限のないゴールデンウィークなので、なかなか行けなかったところまで足を伸ばしています。
昨日までのおさらい
0日目は、大阪〜広島〜山口移動し、壇ノ浦PAにて車中仮眠。朝イチで九州上陸です。
1日目は、大分〜宮崎に移動。地獄(温泉)から天国(南国)でお風呂三昧でした。
2日目は、宮崎から鹿児島の佐多岬へ。下道の長時間移動が大変。。。
3日目は、鹿児島の薩摩半島ドライブ。枕崎のカツオもしろくまも美味かった。。。
この旅でやり残したことはないだろうか
10連休の半分を使い、高速代とガソリン代、宿泊費と飲食費で10万円を超える予算を使い。山キッズ1&2には学校を休んでまで付き合ってもらった男3人旅。今日は帰着のための移動日として完全に空けてあるのだけど、高速の渋滞状況を見ると想定よりも随分マシのよう。鹿児島から広島の山ボーイ実家までおよそ600km。高速を順調に走れば休憩を入れても8〜9時間で到着できる。朝から移動を始める必要はあるのだろうか。他にやり残したことはないだろうか。
そんなことをぐるぐると考えながら、早起きした山ボーイはホテルの周りを散歩するのです。山キッズ1&2はホテルで寝ているのでしばしの一人の時間。奄美大島に向かうフェリーがある港なんですが、さすがは鹿児島、海がとってもきれい。こういうところで海水浴をして育ったら、とても都会の海には入れないよな。。。鹿児島出身の仮屋さんと湘南にサーフィンに行ったとき「海が汚ねえ」と言っていたことを思い出しました。
旅程にも余裕があったら、船旅をするのも良いなあ。開門岳に行った時にみえた屋久島や種子島に渡ってみるのもいいかもしれない。
桜島に渡ることにしました
ホテルを出発し、鹿児島市内に向かいながら、やっぱり桜島の地を踏んでから帰りたいと思うようになりました。フェリーは15分おきに出ています。車を停めて人だけの乗車なら、片道大人200円です。3人で往復しても1000円。展望台には行かずとも、桜島から眺めた景色を心に留め、火山灰を触ってこよう。
ということでフェリーに乗車。15分ほどの乗車で桜島につきます。海の上を滑るようにスイスイ進む様子を見ていると気持ちがスッキリします。天気もよく、桜島がよく見えます。
港に到着したので、海沿いをすこし散策してみます。黒いサラサラの砂が火山灰です。手に取るとサラサラの砂で、黒い粉末が手に残ります。コレが車に降り積もっていたらそれだけでテンション下がるな。。。鹿児島では天気予報の枠で降灰予報をやるそうです。必要ですね。
公園内に足湯があったのでしばし休憩。100mに渡る足湯が整備されており、もちろん天然温泉。お湯の中には湯の花が浮かんでいます。清々しい天気、視界に広がる大自然、桜島がもたらす豊かな温泉ライフ。。。
桜島にはネコも多いようです。サクラ耳にカットされていたので地域猫ですかね。人に慣れているようで近づいても逃げませんでした。海沿いにネコが多い気がしますが、漁港や釣り人のおこぼれがもらえるからなのではないかと勝手に推測しています。
あとはひたすら高速を走って帰るだけ!
8時間ほど走り続け、夜の21時にはセーブポイントである山ボーイ実家に到着しました。ヨーグルトメーカーでの手作り納豆にハマっているらしく、大量の納豆を食べられて山キッズたちはウハウハでした。
まとめ1:土地ごとの食文化に触れた旅でした
名物を食べる旅、というほどではないですが、その土地で食べられている美味しいものを堪能した旅でした。鹿児島料理としてはピンと来なかったのですが、どのお店に入ってもハズレなく、盛りが良い。定食屋さんで食べた大根の漬物(薄切り、甘くなくて出汁が効いている)がとても美味しくて、ウェイトレスさんに「この漬物はなんですか?」と聞いてみたら、困った様子で「だいこんづけですー」と返ってきたのが印象的でした。
頴娃(えい)で買い食いした西村屋のつけ揚げは絶品。たからやのつけあげもふわふわで美味しかったんですが、クーラーボックスで大阪まで持ち帰って食べた時にはすでに「普通のさつまあげ」になってしまっていました。その土地で食べるから美味しいのかもしれないけど、つけあげは製造してからの経過時間で味がどんどん変わる気がします。美味しいつけあげは現地でないと食べれないみたいです。
通常は火を通して食べるのがあたりまえの鶏肉も、鹿児島では「生食用」としてタタキが売っているのも目から鱗でした。惣菜コーナーに鳥の刺身が並んでいるんですもんね。もちろん食べましたが、食文化の違いを実感できるよい旅になりました。
まとめ2:どこに行っても一緒
忙しい毎日の中で、GW前半の「非日常」の長距離旅を心の支えにして頑張ってきました。確かに充実した日々を過ごすことができましたが、場所が変わって気分転換はできたとしても、慣れてしまえばきっと同じことを感じ始めるのです。海のそばで生活したい、緑と海に囲まれて自然豊かな生活がしたい。そう思うんですが、では諸々整理してその状況に飛び込めたとしても、きっと違う不満を感じ始める気がするのですよね。ないものねだりというか、いま取り得ない選択肢を増やすことに関心があるのであって、大きな決断をして人生の舵取りをしていきたいわけでもないんだなーなんて思いました。
どこに行っても一緒なので、結局は、これまで自分が積み上げて作り上げてきた日常生活に戻ったときに気持ちを新たにして再び頑張るだけ。よりよい毎日を過ごす努力をしていくのだけど、ブレイクスルーが生まれるわけではなく、日常の延長、時間の流れを家族と共に楽しんでいくことの大切さを理解しました。
5日に渡って男3人で九州ドライブの旅を楽しんできましたが、最後は「やっぱり家が一番だなあ」のベタな結論に到達しました。でも非日常は楽しかったので時々出かけるようにしまーす。いつまで山キッズたちが付き合ってくれるかはわかりませんが(^-^)
ここまで読んでいただきありがとうございました。山ボーイ&山キッズのチャレンジはこれからも続きます!