今年は10連休の山ボーイです。3年ぶりに移動制限のないゴールデンウィークなので、なかなか行けなかったところまで足を伸ばしています。
昨日までのおさらい
0日目は、大阪〜広島〜山口移動し、壇ノ浦PAにて車中仮眠。朝イチで九州上陸です。
1日目は、大分〜宮崎に移動。地獄(温泉)から天国(南国)でお風呂三昧でした。
2日目は、宮崎から鹿児島の佐多岬へ。下道の長時間移動が大変。。。
開門岳登山は断念しました
早起きして鹿児島市内から開門岳に向かい百名山登頂を目指すつもりが、あまりの山キッズたちのテンションの低さから山ボーイも気持ちが折れてしまい断念。コースタイム上り3時間半くらいの山なので、うまくタイムスケジュールしないと登山で一日が終わってしまうのですよね。山キッズたちが大きくなったにも関わらず登山靴が新調できておらずスニーカーで登らせざるをえないのも今回断念した理由でもあります。
まあ、今回パスする=次回また訪れる目的がある、ということでヨシとします。
ホテルから早朝の桜島を眺めていざ出発!今日は薩摩半島ドライブです。
知覧特攻平和会館へ!
今回の旅の目的地の一つでもある、知覧の特攻平和会館です。太平洋戦争末期の特攻隊についての資料が大量に展示されています。特攻基地から出撃し戦死した1036名の写真、最期の手紙、遺品が残されています。決して戦争を美化するつもりはありませんが(館内のビデオでもそう繰り返しています)、未来に託すために自分の命を以って危機的状況を打破しようとした彼らの志は胸を打ちますね。。。日本人の心の底にある「大和魂」的なものが呼応する感じがします。
知覧の町に入ると街路樹に並んで石灯籠が並んでいます。この石灯籠、特攻戦死者1036名分を弔うために設置したもののその後も寄進があり、1200基を超える石灯籠があるのだそう。町全体が異世界のような空気を持っています。
平和公園の脇に石灯籠が並ぶ場所があったりします。
館内で唯一撮影OKな場所。海底から引き上げられた特攻機の残骸です。操縦席まで残っており、この小さなスペースに座ってどんな心持ちで沖縄に向かったのだろうと思うと胸が締めつけられます。
大人になったからこそ色々感じることも多かった気がします。こどもたちを連れて行って何か感じ取ってくれるかなーと期待してみましたが、あまりピンと来ていないようでした。まだ早かったか。
日本最南端の始発・終着駅「枕崎」でカツオを食す!
気を取り直して、枕崎に向かいます。知覧や枕崎はお茶の産地らしく、道中にはお茶畑がひたすら広がっています。昨日訪れた大隅半島は山ばかりだったのに、薩摩半島は開けた土地も多く栄えています。同じ鹿児島でも全然違うのですね。
何度撮り直しても山キッズ1&2のジャンプ写真が綺麗に撮れないので(山ボーイが下手なのだと思います)山キッズ2に撮ってもらいました。
枕崎といえばカツオを食べるべし!ということで軽いリサーチの結果、枕崎駅前の「一福」にやってきました。観光センター的なところだと値段が高かったりしますからね、地元の人が訪れるようなお店を選んでみました。
カツオのたたき定食、ビンタ定食、どちらも1000円です。このボリュームにしてこの値段!素晴らしいです。追加でかつおの内臓煮(385円)も頼んでいます。タタキの解凍がイマイチで中心部がちょっと凍っていたのは残念ですが、普段食べるタタキと全然違い、臭みもないし水っぽくもない。赤みがもっちりネッチリとしていてとにかく美味しかったです。ビンタ定食というのはカツオの頭を豪快に味噌煮にしたものです。ほじくりまくって食べ尽くしました。美味しい。
ここでしか買えない激ウマのつけあげ、「西村屋」
10年ほど前に山ボーイ一人でドライブ中にたまたま立ち寄った地元のスーパー。お世辞にもきれいとはいえないお店でしたが、そこで買った何の変哲もないさつまあげ(つけあげといいます)がとにかくジューシーで美味しくて、車に戻ってひとつつまみ食いするつもりがそのまま一袋全部食べてしまったという一品です。記憶を頼りにスーパーを数店回ったところ、タイヨーが正解でした。近隣の他のスーパーには有名メーカーのつけあげは売ってるけど、西村屋のつけあげはここにしか売っていませんでした。
パッケージは変わりましたが、これです。TSUKE AGEとローマ字で書かれてオシャレになっていますね。頴娃(えい)の西村屋です。
たからやの豆腐入りのふわふわさつま揚げも伊達巻のような甘さと食感でとても美味しかったのですが、西村屋のつけあげは別物。薄っぺらい形状なのですが、しっかりと魚の旨みが出ており、噛むとジューシー、そのままペロっと食べちゃいます。これだ!間違いない!!
この日は品切れでしたが、8個入りの商品もあるようです。美味しかったのでお店に電話して取り寄せてみたことはあるのですが、当日食べる味と、クール便で一晩経った味は多分違うんです。このジューシー感がなく、ふつうの「さつまあげ」になっていました。いつでも買えるところにないのが非常に残念。
ちなみに西村屋さんにも行ってみましたが配達中ということでお店は留守でした。まあよい。また来る理由ができたわ。
開門岳の麓まで行ってみる
登らないことに決めているのですが間近で眺めたいしふもとまで行ってみたくなりまして、そのまま東へ。望比公園?とやらの看板があったので来てみました。海を臨む石碑は遠くフィリピンの方向を向いています。そういえば知覧の資料でも、特攻のはじまりはフィリピンのルソン島と言ってたな。。。
海岸沿いでは岩場の合間で何かを拾っている人たちがたくさんいました(貝かな?)。
ブロンズ像と一緒に写真を撮るとついつい同じポーズをとってしまいますね。後ろに聳えるのは開門岳。こうしてみると1000mたらずの山は容易に登れそうに見えるのですが、回りながら登るので往復11kmくらいあるのです。山を甘くみてはいけないので、ちょっぴり心が揺らぎましたが今回は登りません。
代わりにちょっとだけ楽しんでいきましょう。開門岳付近にはキャンプ場もあるので次回来る時はここで前泊しよう。車で来るのはしんどいのでフェリーとレンタカーかな。。。
なかなか乗りごたえありそうなゴーカートがあったのでチケット購入。一周1km弱あります。一枚で2人乗りを借りられます。山キッズ1、山キッズ2+山ボーイで乗ります。
カートは3台出ていました。ここのコースは初めは上り、後半は下りのコースだし、距離も長いので楽しいですよー。
山キッズ2の運転で風を楽しみます。爽快〜!
城山公園から望む桜島
開門岳には登らないけど桜島に登ってみる?と鹿児島市内に戻りながら調べてみましたが、いまは桜島山頂には登れず、湯ノ平展望台までしか行けないようです。徒歩だと桜島港からおよそ2時間掛かるそうで、展望台からみる夜景は見てみたいけど真っ暗な中を親子で降りてくるのは危険すぎるので断念。代わりに鹿児島市内にある城山公園の展望台から桜島を眺めてきました。天気も良く、山肌に虹のようなグラデーションが掛かっています。きれいだなー。
ドライブばかりで体が鈍っているようで。鉄棒をみるとぶら下がったり懸垂をはじめる山キッズたち。もっと思う存分遊べるところに連れてきてあげたら良かったねー。お父さんの旅に文句も言わず付き合ってくれてありがとう。
晩御飯は、天文館むじゃきで「しろくま」
鹿児島に来たからには本場「しろくま」を食べさせたかった山ボーイ。しろくまアイスのカップがスーパーのアイス売り場にあったりしますが、本物はあんなもんじゃあない。翌日は帰路につくので、朝イチよりは夜の方がいいなーとのリクエストで食べに来ました。
じゃじゃーん。天文館むじゃきの「しろくま」です。740円です。子供の分については一人ひとつ頼む必要はなく、家族でシェアして良かったみたいなのですが、思う存分食べて欲しくて一人ひとつ頼みました。
美味しい!あまい!と食べ進めるも・・・
少し肌寒い日に半袖半ズボンで来てしまった山キッズ2。若干季節外れの大量のかき氷を前に苦戦しています。頭がキーンと痛くなる。。。練乳が甘すぎる。。。
いや、めちゃめちゃ美味しいんですけどね。
ところでこの謎の物体は何だろう。甘い練り物のような食感で、例えるなら「まだ焼いていないクッキー」みたいな何か。コレ以外にもフルーツや寒天がたくさんトッピングされていて程よい箸休め(スプーン休め?)になります。
苦戦していた山キッズ2も無事完食!
この後に鹿児島ラーメンを食べに行くはずが、冷たいもん食べすぎて食欲ないわー、ホテルでカップラーメンとか食べたいわー、とのことで。結果的にしろくまがこの日の晩御飯になりました。美味しかったけどね。
さあ、明日は長かった九州ドライブの最終日です。特に予定は入れず「移動日」として予定していましたが、それで良いのかまだモヤモヤしている山ボーイでした。ぎりぎりまで悩もう。