コロナ禍にオススメしたい、写真で残すだけの昆虫採集。むやみに殺生しない野遊びをしよう

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コロナ禍で外出機会が減り、子供たちの体幹が衰えていると感じる山ボーイです。家でテレビ見たりゲームしたり、のゴロゴロ生活が続くと仕方がないですね。

山ボーイの子育てポリシーは、どんどん子供たちを外に連れ出して、体をしっかり使って遊ばせること。遊びの中からいろいろなことを学ぶし、親子、兄弟の絆、思い出も作られていくし、一石二鳥だと思っています。だから、遊園地やテーマパークのような作られたレジャー施設よりも、海や山、川など大自然を感じられる場所に好んで連れていっています。

しかし、2020年頭からのコロナ禍もあり、外出機会が激減。近場に出かけることは可能ですが、子供たちを連れ出すきっかけに乏しいのです。「きれいな海に行って魚見ようよ」「百名山と言われる人気の山に登って実績作ろう」「泳げる川遊びに行こう」みたいなフレーズが効くような場所が近場にはあまりないのです。そして、そういう要素のあるところは子供たちが小さい時分に行き尽くしているのです(笑)

ということもあり、子供たちを連れ出して楽しく体を動かす機会が激減しておりまして。大人顔負けでひょいひょい岩山を登っていた山キッズたちもすっかりインドアっ子になってしまいました。習っていた空手の練習もオンライン化になり(やむなしですね)気持ちのコミットも難しく、トレーニング不足になってしまっています。

近場で体を動かす方法として考えたのが「昆虫採集」です。つまり虫捕りなのですが、これまで何度か虫捕りしたものの長続きしませんでした。

親としては、少しでもレア度が高い昆虫(カブトムシとかクワガタとか)に巡り合わせてやりたいと思うのですが、それには朝駆け夜駆けが必要だったり、ハチの恐怖と戦いながら山を歩く必要があったり、昆虫を見つける選虫眼?みたいなものが足りなかったりで、親が頑張るばかり、子供にとっては連れ回されるだけで全然楽しくない虫捕りになりがちです。さらに、子供たちにとってはカブトムシもクワガタも特に憧れの対象では無かったりして。せっかくゲットしてきた甲虫を家で飼ってもほとんど見向きもせず死なせてしまう、なんてこともありがち。

これでは捕まえた昆虫も可哀想だし、子供たちも楽しくない。では、子供たちが楽しめて、かつ昆虫を無駄に殺生しない方法はないだろうか?と考えて早速実行していますが、とてもいい感じですよ!

つかまえやすい昆虫でよい、高望みしない

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レア度が高い、つまり価値があるかどうかは子供自身が決めるべきであって、大人や周囲が決めるものではありません。子供自身が楽しんで昆虫採集できていれば良いのです。一番捕まえやすいのはバッタですね。原っぱに行けば大体ショウリョウバッタやオンブバッタに会えます。まずはここから。チョウやトンボも良いですが、飛翔中ではなく枝に止まって休んでいる瞬間を狙いましょう。うるさく鳴いているセミも見つけやすいのですが木の幹にとまるので子供にとって手が届きにくい場所にいることも多くケアが必要です。また、蝉は大きな音を立てて急に飛び去るので子供がびっくりして怖がってしまうこともあります。子供と相性のいい昆虫、技術が向上すれば捕まえられる昆虫をオススメしてみましょう。

捕まえたらデジカメで写真撮影、すぐに逃がす

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虫取り網と虫カゴはセットで持ち歩くものですが、虫かごに入れた後に家できちんと飼うところまで漕ぎ着けることはほぼないです。子供自身が強い愛着を持っているのでなければ、スマホやデジカメで特徴がわかる写真を撮る程度にしておき、すぐに放してあげると昆虫への負担も少なくなります。無用な殺生がなくて良いです。

帰宅後に写真プリント、図鑑で名前を調べて壁に貼る

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虫取りをしたからにはコレクションしたくなるというもの。写真はきちんとプリントしてあげましょう。日付入りでプリントすると尚よし。特徴を見ながら図鑑で名前を調べていると子供自身も昆虫に詳しくなってきます。壁に張り出していくと、「次はここに並んでいない昆虫を狙おうね!」との動機付けにも繋がります。自宅周辺で捕まえられる昆虫と、山の中、水辺にいる昆虫も違うし、季節や時間帯によっても変わります。

だんだん昆虫を見る目が養われてくると、飛んでいる昆虫を見て「あ、アブラゼミだ」「これはシオカラトンボ」「マユタテアカネ」などと、捕まえる前から同定できるようになってきます。すると、自ずと今まで捕まえたことのない昆虫を狙いに行くようになります。身近なところで経験を積んで、どんどん昆虫に詳しく、アクティブに成長していきましょう!