久しぶりに漫画を購入した山ボーイです。
山賊ダイアリーが面白い!
ちょっと2010年前後のお話であり、2020年現在では連載終了/休載中だったりするのですが、普遍的な内容なので気になりません。作者の岡本氏が岡山にて狩猟生活を行っている模様が淡々としたタッチで描かれています。
狩猟とは野生生物の命を奪う行為でもあります。ある意味野蛮であり殺生であるのですが、数が増えすぎると人間の住むエリアに降りてきたりして社会に混乱をきたすので、野生生物の数をコントロールするために必要な行為でもあります。特に田畑を持っている方にとっては獣害は生活を左右する大きな問題です。
ハンターとして山歩きをする様子を読むうちに、動物の命を通して、人間が生きるとはどういうことか、という根源テーマに思慮が及びます。レジャー感覚での狩猟というよりも、役割としての狩猟、について考えさせられます。
私(山ボーイ)も、自分の力でとらえた獲物で生活をすることに強い憧れがあります。背景には、生物としての「ヒト」の強さへの憧れなのかもしれません。便利すぎる現代に慣れてしまった自分にルールを課して、厳しい環境にて試練に挑むことで、自分も強くなっていくのではないか。ロールプレイングゲームにて主人公のレベルを上げていくような感覚でアウトドアを楽しんでいるところがあります。
作者が岡山北部(津山)にいるようで、お年寄りがしゃべる方言が私の地元に近いにも親近感あって良いです。
山キッズたちにこれらの本を手渡したところ、競うようにして読み漁っていました。私の根底にあるスピリッツが、子供たちにもうまく伝わると良いなー、アウトドアを同じ感覚で楽しめるようになるといいなーと思っています。
少し野趣を感じるものを食べさせてみる
子供たちに「肉の味」を実感してもらいたく、早速「鶏のせせり肉」を買ってきました。鳥の首まわりの肉です。塩こしょうで炒めるだけで凄まじい旨味が出てくるので山ボーイの好物なのです。山賊ダイアリーを読んでからは、山キッズたちも「うまい!うまい!」と目を輝かせながら食べています。しめしめ。
狩猟免許は持っていないのですが、ジビエの味も教えておきたく、近所のスーパーでイノシシの肉を買ってきました。鍋用スライスなので薄切りですが、これまた塩コショウして焼くとイノシシ特有の甘い脂が堪能できます。内臓肉のような臭みもありますが、旨いので気にならず、子供たちも喜んで食べていました。しめしめ。
いずれはサバイバルキャンプへ?
本の中には、キャンプというかサバイバル野営の著者ルールが記されています。単にロケーションを変えるだけでなく、こうやって制限を設けることでより本気でアウトドアを楽しむ遊び方もあるんですよねー。
親として、大人としての責任もあるので、むやみに子供たちを巻き込んだサバイバルキャンプはできませんが、「釣った魚を食べる!」みたいにコンセプトを設定してレギュレーションの中で最大限楽しむキャンプも企画してみようと思いまーす。