夏休みの自由研究ネタを子供と一緒に探している山ボーイです。
セミが羽化するところを観察しよう!
夏の風物詩といえばセミ。
何年も地中にて育ち、ようやく地上にでてくるセミ。
そんなセミの、幼虫から成虫になる神秘の瞬間を目撃しようではありませんか。facebook友の投稿を真似て、セミの羽化を観察することにしました。夏休みの自由研究にもなるかもですよ!
セミの幼虫の探し方
セミの羽化を観察するためには、羽化直前のセミの幼虫を見つけてくる必要があります。
さて、セミの幼虫の探し方です。
まず、シンボルツリーともいえる、背の高い木を探しましょう。木の下の地面を探し、穴が空いていたらそこからセミの幼虫が出てきたということです。セミは木に卵を産み、小さいうちにせっせと地面に降りて地中に潜ります。つまり、穴があるということは、他にも幼虫がいる可能性があります。
周りの木の幹や葉っぱをチェックし、セミの抜け殻がたくさんついているところを事前に把握しておきます。
あとは、「満月の日」に集団羽化することが多いため、月のこよみをチェックし、満月前後の日暮れ前に、セミの羽化ポイントを探しに行きましょう。
根気強く探していると一匹発見。すでに背中がみどりっぽくなっているため、羽化間近です。いそいそと自宅に持ち帰ります。普段手にするセミの抜け殻と違い、中身が詰まっていてずっしり重く、足どりも力強いです。これから羽化。体力勝負ですので消耗させないようご注意を。
自宅にて羽化ポジションにセット!
明るいと羽化が遅いので、暗くできる部屋を用意します。植木など、セミがつかまりやすいものを用意します。セミの幼虫を木に掴まらせると、羽化ポイントを探してノソノソ上がっていきます。がんばれー!
オーバーハングする場所でピタっと止まりました。羽をまっすぐ伸ばすためには重力が必要なので、ここを選んだようです。部屋を暗くしてしばし様子見。
セミの羽化がはじまりました!
30分もしないうちに、背中が割れて中から白い体がでてきました。ふしぎー!
しばらくお尻が残った状態でスタンバイ。ここで徐々に羽を伸ばしていきます。
一緒にセミの幼虫を探しに行った山キッズ2が、愛情を持って見守っています。こういう体験は大事です。
羽が綺麗に伸びました。緑と青の、きれいに透き通った羽。いつのまにか体も抜き、両手で懸垂する状態になっています。風が吹くとフラフラ揺れますので、負担かけないよう細心の注意を払います。
羽を伸ばしたあと、体に沿って羽をたたんでいます。羽化の手順をちゃんと知ってるんですね。感心します。
翌朝、無事に成虫になっていました
朝までかけて体を乾かしますと色が変わります。これで羽化完了!成虫になってから一ヶ月弱の命なので、外に放してやりました。
手塩にかけて羽化させた気概が出てくるものですね。山キッズ2は「もっとたくさん捕まえてきて、羽化させる!」と張り切っています。
たまたま見かけるのは難しいセミの羽化。ご家庭で親子観察してみてはいかがでしょうか。