山ボーイです。
自然の中で子供達をのびのびと遊ばせる。これって、理想的な子育てのあり方だと思いませんか?それだけでは現代社会で生きていく力が身につかないですが、週末など限られた時間を子育て兼リフレッシュにと有効に使ういい手段です。
しかし、現実はそう甘くありません。
子供たちをいきなり山に連れて行っても遊べないんです。ねえねえおとうさん、ひまだから帰ろう、といい始めます。
多分、遊び方がわからないんです。仕方ないですよね。山は危ない、だけ言われて育つと、山や自然との遊び方がわからなくて当然です。
大人が考えがちな山での過ごし方といえば、
山に来たからには、頂上を目指してひたすら登り、見晴らしのいい丘から
「ヤッホ〜!」
ってのがありますが、そういうのはもう少し後になりますね。
小さい子は、まず山登りはしません。平らな道を歩くのもいやで「だっこー」って言うのに、さらに足元の悪い山道なんてしんどいだけだから。
でも、山登りの面白さがわかるようになれば、自分で楽しみ方を探しながら、自分で自分のモチベーションをコントロールしながら登っていくことができるようになります。そして、それが山登りの面白さだと考えています。
その辺の面白さを教えてやるのも親の役目なんですが、
まずは手っ取り早く、流行りのスポーツを取り入れて。目新しさ、面白さから子供達の関心を引くことを考えました。そこで出てきたのが、スラックラインこと、スポーツ綱渡り。これは面白いはずです。
フリークライマーがヒマな時間に木の間にロープを渡して綱渡りをした遊びが発祥と言われており(誰なんだろう)、ラチェットをつかってしっかりテンションを掛けた幅広ロープの上をひょいひょいと渡るだけでも楽しいものです。
道具がないと始まらないので、山ボーイはAmazonでお手頃価格のスラックラインを買いました。ピクニックやBBQのサイドメニューとして大活躍しています。まだ小さい子は手をとって補助しながら綱渡りをするため、大人の手間が掛かるという諸刃の剣ですが、キャッキャいいながら楽しそうに渡っていく姿を見ると、親として嬉しいものです。
意外にも?スラックラインは大人に大人気です。こないだ、職場のBBQに持っていったら
大の大人が
「どれどれ」
と、長蛇の列ができるほどの人気っぷりでしたよ!
テレビで見たことはあるものの、なかなか機会がないスラックライン。どれくらい難しいもんか、一度やってみてください。
スラックラインの基礎を少しお伝えするので、イメージしてみてください。
両手をバンザイしてバランスをとりながらラインの上に立ちます。
そして、片足でやじろべえの要領で両手、足でバランスをとりながら、ゆっくりと一歩ずつ進んでいきます。
ここでロープの上を走り抜けようと無茶をすると、変な落ち方をして怪我につながります。まるで、風雲たけし城のジブラルタル海峡(懐かしい!)みたいな要領ではダメです。あくまで、やじろべえ。これが体幹に効きます!
ロープから落ちるときは、変にジタバタせず素直に落ちた方が身のためです。足首を捻挫したり、骨を折ったりするリスクがありますよ。
後半はスラックラインの話になってしまいましたが、山キッズたちには自然の中で自由に遊び、発想力を自分で磨ける子に育って欲しいと願っています。