京都府南丹市にあるるり渓温泉の駐車場からアクセスできる深山(みやま)です。山キッズたちは山ガールと帰省中のため、山ボーイ単独で子連れハイキングの下見に行ってきました。
道路沿いを歩いて深山ハイキングコースへ向かう
るり渓温泉には戻ってから入浴するとして、駐車場から深山ハイキングコースを目指します。
道路沿いを歩くルートが続きます。勾配きつめの登り坂です。山渓の地図では、駐車場からコース入口まで40分。そこから深山山頂まで約3km、1時間10分。すでに16時なのでハイペースで行きます。右手はゴルフコース、左手はるり渓の施設(今は閉園しています)です。
深山ハイキングコース入口にやってきました。道路を横断したところに入口があります。看板があってわかりやすいですね。
雑木林の中を登っていきます
ハイキングコースに入るとひたすら登り坂。雨で湿った赤土なのでヌルヌルすべります。道はわかりやすいので迷うことはないでしょう。右はゴルフコースが隣接しています。
ヌルヌルの登り坂をやり過ごすと気持ちのいい道に出てきました。まるで 木々がトンネルを作ってくれているようです。
急に植生が変わった!ササ原が登場!
ササ原に出てきました。木がない!ススキだらけ!植生の変化を体感できるのはハイキングの醍醐味です。
一気に標高が上がりました。眼下にゴルフコース、右奥にはるり渓温泉が見えます。
夏は草が伸び放題で草藪になっています。
「え、ここ通るの・・・」
ドライブがてら軽装で来てしまったことを後悔しますが、意を決して草薮に突入します。
自分の中で弱い心が生まれそうなときには、「いずれ狩猟免許とって山を歩き回りたいと言ってる人が草藪ごときで弱音吐けるか」と鼓舞することにしています。真似はしないでください。
イノシシが地面を掘り起こしたあとが・・・
あ、イノシシさんが掘り起こした後だ。。。そういえば草藪がガサガサしてるぞ。こういうときは音を出せばいいんだっけ。
本日の唯一の携行品、ペットボトル!!
音を鳴らすためにメガホン的にポコポコ叩きながら草藪を抜けてみます。ヘビ踏んだらイヤだなあ。
低木すらないので山の形がはっきりわかります。楽しい道です。もうすこし草藪が通りやすかったら尚良いです。季節を選んで来るべきですね。
中間地点あたりに来ました。ちょっとした広場になっています。向こうに見えるのは深山山頂。雨量レーダーが建っています。あそこまで行くかどうか悩みましたが、ここまで30分、山渓タイムの半分で来ているので日没の心配はないため突入することにしました。
またもや草薮。さらに草藪がひどいことになります。どこに道があるのかわかりません。背丈ほどのススキ道を走り抜けます。イノシシ、ヘビに怯えながら、目の前をバッタが飛び回り、セミが鳴き、頭上にカナブンやハチがブンブン。頭を低くして一気に突入します。なんだかテンションおかしくなってきたぞ!
深山山頂に到着!いい眺めだ!
無事到着!深山791mの山頂です。360度の大パノラマ!真夏に来てしまったので見晴らしはイマイチですが、空気の澄んだ冬に来るとすごいんだろうなあ。
トラブルなく無事到着できたことを全身で表現してみました。誰もいない山頂で、セルフタイマーを仕掛けてジャンプ!すっかりテンションがおかしくなっています。こんな軽装で来てしまったことに後悔。ハチとかマダニにやられなくてよかった。非常に暑い日でしたが、山頂は涼しかったです。
さて、深山に子供達を連れてこれるかな?
駐車場から入口までも道路沿いを結構歩くし、ハイキングコースそのものも結構急勾配。子供を連れてくるなら、深山登頂とるり渓温泉でのプールなど「お楽しみ」を組み合わせる必要がありそうです。草藪なので、長袖長ズボンで。赤土が滑るからちゃんとした登山靴を履いて来るべきですね。山頂からは絶景が楽しめますので、晩秋あたりに山キッズたちを連れて来ようと思います。